筋トレするなら朝と夜どっち?効果やポイントを解説

筋トレをする時間帯について、朝と夜のどちらが効果的なのか悩む人は多いでしょう。

重要なのは、決められた時間で行うことよりも自分に合ったタイミングでトレーニングをすることです。

自分のライフスタイルに合ったタイミングで筋トレをすることで、無理なく長期にわたって続けられます。

この記事では、筋トレをするなら朝か夜どちらがいいのか、時間帯別の効果やポイントについてわかりやすく解説します。


<この記事の監修者>

角田 匠海
プライベートジムREVIA代表。体型のコンプレックスを克服し、人生感が変わる体験をしたことで、専門学校へ進学し専門知識を学ぶ。複数の資格を取得し、卒業後は大手ダイエットジムにて4年間勤務。和歌山店で店舗責任者を務め、約5,000本のセッションを提供。これまで数多くの方のトレーニングを指導する。

<保有資格>
JATI-ATI 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 健康運動実践指導者
JSEC 日本スポーツトレーナー教育協議会 スポーツトレーナー 検定ベーシック


朝と夜どっちが筋トレ効果があるの?

筋トレが朝と夜どちらが効果的なのか考える人は多いでしょう。

しかし、実はこれまでに実施されたさまざまな研究では、どちらの時間帯が筋トレに効果的なのかは未だに明確な答えが出されていません。

そのため、筋トレの効果を高めるタイミングや時間帯は、自分自身で決めていくほうが良いと言われています。

朝に筋トレするメリットデメリット

朝に筋トレをする場合、メリットとデメリットの両面があります。朝に筋トレを行うメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
朝の筋トレにより頭がスッキリする状態になるため集中力があがる自律神経のバランスがよくなる早起きしなければいけない起床後、すぐに無理な筋トレを行うと、ケガにつながる可能性がある


例えば、朝起きるのが苦手な方にとっては、朝に筋トレすることが苦痛になる可能性があります。それによって、トレーニングが継続できなくなってしまう場合もあるでしょう。

反対に、早起きが得意な方にとって朝の筋トレは適切で、自律神経のバランスを整えてくれるメリットもあります。

ただし、朝急激に体を動かすことでケガに繋がる可能性もあるため注意しましょう。

夜に筋トレするメリットデメリット

夜の筋トレは、疲労感に注意しながら実施することが大切です。夜に筋トレを行うメリットとデメリットについては以下の通りです。

メリットデメリット
適度な疲労感で睡眠の質が上がる身体機能が高まっているため、スムーズにトレーニングできる仕事終わりの疲労感や残業などスケジュールが一定ではないため継続が難しい激しい筋トレは、寝つきが悪くなってしまう

夜の筋トレは、朝よりも身体機能が高まっているため、スムーズにトレーニングが始められます。また、適度な筋トレによってリラックスした疲労感を感じられれば、睡眠の質も上がります。

一方で、仕事の残業があったり予定が急に変更されることもあるため、継続しづらいデメリットもあります。

実は時間帯よりもタイミングのほうが大切

筋トレの効果を最大限に引き出すためには、実は時間帯よりもタイミングが重要です。

例えば、毎日早起きの習慣が付いている人であれば、自分自身の体調や生活リズムに合わせて、無理なく筋トレができます。

逆に、早起きの習慣が無い人が、無理に朝筋トレを始めようとすると生活リズムが崩れてしまい、トレーニングを継続できなくなる場合もあるでしょう。

先に時間を決めて筋トレするよりも、生活リズムに合わせて、適切なタイミングでトレーニングを行うことで無理なく続けられます。

筋トレ効果を高める3つの方法

筋トレを長時間続けたからといって効果が出やすくなるわけではありません。

また、食事後すぐに筋トレをしたり、いきなり筋トレをはじめたりすると効果を高められないので注意が必要です。

ここでは、筋トレ効果を高める方法を3つ紹介します。

筋トレは食後2〜3時間後がベスト

食後すぐの筋トレは避けましょう。食後は食べたものを消化するために、血液が消化器系に多く流れています。そのため、食後にトレーニングを実施しても、筋肉に必要な栄養が届きにくいからです。

筋トレ効果を高めるためには、食後2〜3時間後がベストです。

一方で、空腹時にトレーニングをすると筋肉が分解されやすくなるため、効果が低くなってしまう可能性もあります。。

食事を摂った後、消化が完了する2〜3時間を目安に筋トレを始めましょう。

筋トレ前後にストレッチ

筋トレ前後には、必ずストレッチをしましょう。筋トレの前後にストレッチを行うことで、筋肉や関節の柔軟性がアップします。

柔軟性が向上することで、筋肉の疲労を軽減、筋肉の再生を促進し、翌日の筋肉痛も和らげてくれます。

ストレッチは筋トレと相性が良いため、両方を組み合わせることでより効果的な筋トレができることを覚えておきましょう。

筋トレ時間は30分〜1時間がベスト

筋トレの効果は、時間と比例するわけではありません。むやみにトレーニングするのではなく、30分から1時間、最大で90分を目安にすると効果的です。

1回の筋トレの時間が長いほど効果が高いとは限りません。無理なトレーニングはケガの原因になるため注意しましょう。

長時間トレーニングを行った場合、徐々に体力の限界がくることから正しいフォームを維持できなくなったりケガをしたりする恐れがあります。

筋トレは継続することで効果がでるため、短時間で無理に効果を出そうとするのではなく、自分に合ったトレーニング時間を決めてコツコツ続けることが大切です。

無理なく筋トレを続けられるコツ

筋トレは、効果がでるまでに3ヶ月〜4ヶ月かかるといわれています。

まずは、自分のライフスタイルの中で筋トレに最適な時間を見つけ、筋トレをする目的をしっかり決めていくことが大切です。

そうすることで、無理なく筋トレを継続できます。

ここでは、無理なく筋トレを続けられるコツについて詳しく紹介します。

自分のライフスタイルと照らし合わせる

仕事や家庭のスケジュール、体調管理、生活習慣などを考慮して、自分に最適な筋トレの時間を見つけることが大切です。

例えば、朝の時間帯は仕事や家事が始まる前に筋トレができるため、一日のスタートを元気に切ることができます。

一方、夜の時間帯はリラックスして一日のストレスを解消しながら筋トレができます。

自分に合った時間帯で無理なく継続することで、苦痛を感じることなく集中してできるため、筋トレ効果を最大化することにつながります。

筋トレをする目的を明確に決める

どこを鍛えたいのか、健康目的なのか、筋トレを始める前に目的を明確に決めることが大切です。

具体的な目標を決めることで、モチベーションを維持しやすくなり、継続できるため効果も高まります。

例えば、腹筋を割りたい、腕力をつけてテニスに活かしたい、ダイエットのために脂肪を減らしたいなど、明確な目標があれば、計画的に筋トレが継続できます。

また、健康維持やストレス解消が目的の場合は、無理のない範囲で楽しみながら続けられる筋トレプランを立てましょう。

気休めで始めたはずが、気づけば頑張りすぎて苦痛に感じていた、ということもよくあります。自分の目的をしっかりと見据え、それに合ったトレーニングを行うことが重要です。

大切なのはタイミング!効果的な筋トレで理想の体を手にいいれよう

筋トレの効果を最大化するためには、自分に合ったタイミングで行うことが大切です。

朝と夜のどちらが効果的かという議論はありますが、重要なのは、自分のライフスタイルに合う時間帯を選ぶことです。

筋トレは楽しみながら、自分のペースで続けることが大切なため、無理なく続けられるタイミングでトレーニングを行うことで長続きします。

また、筋トレを楽しむことで、トレーニングそのものがストレス解消の手段となり、心身の健康にも良い効果が期待できるでしょう。

筋トレをする前に、目的をしっかりと設定し自分のタイミングでコツコツ継続することで、効果を最大に引き出し理想の体に近づくことができます。