パーソナルストレッチとは?効果やセルフストレッチとの違いについて解説

パーソナルストレッチについて「普通のストレッチと何が違うの?」「本当に効果があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。パーソナルストレッチは、トレーナーとマンツーマンで行うため、自分では伸ばしきれない筋肉や関節をしっかりほぐせるのが特徴です。
この記事では、パーソナルストレッチのついて、効果やセルフストレッチとの違いを詳しく解説します。
<この記事の監修者>

角田 匠海
プライベートジムREVIA代表。体型のコンプレックスを克服し、人生感が変わる体験をしたことで、専門学校へ進学し専門知識を学ぶ。複数の資格を取得し、卒業後は大手ダイエットジムにて4年間勤務。和歌山店で店舗責任者を務め、約5,000本のセッションを提供。これまで数多くの方のトレーニングを指導する。
<保有資格>
JATI-ATI 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 健康運動実践指導者
JSEC 日本スポーツトレーナー教育協議会 スポーツトレーナー 検定ベーシック
パーソナルストレッチとは?

パーソナルストレッチとは、トレーナーと1対1で行うストレッチ施術のことです。体の深部にある筋肉や可動域が狭まりがちな関節周辺は、1人でストレッチをしても伸ばしきれません。体の構造を理解したプロが、的確な手技でサポートすることで、効果的かつ安全に体の柔軟性を高められます。
パーソナルストレッチは、不調の改善やスポーツのパフォーマンス向上など、さまざまな目的で活用されています。
セルフストレッチとの違いは?

パーソナルストレッチとセルフストレッチには、実施方法や効果に違いがあります。以下にセルフストレッチとの違いについて表にまとめました。
項目 | セルフストレッチ | パーソナルストレッチ |
実施方法 | 自分で実地 | 専門のトレーナーにサポートしてもらいながら実施 |
フォームの正確さ | 自己流になりがちクセが抜けにくい | 正しい方向・角度で、安全かつ効果的にストレッチされる |
ケア範囲 | 自分で届く範囲のみ | 背面や脚など自力で難しい部位も可能 |
柔軟の変化 | 個人差があるが変化しにくい一定のレベルで停滞しやすい | 専門的な技術で、可動域の広がりを実感しやすい |
このように、セルフストレッチは気軽に取り組めるのがメリットですが、自分では正しいフォームを維持しにくく、クセのある動きになりがちです。また、背中やお尻、太ももの裏など自分では届きにくい部位は、十分に伸ばしきれないこともあります。
一方、パーソナルストレッチでは、プロの目でフォームを修正してもらいながら、効果的にストレッチを実施できます。自分では、ケアできない部位もしっかりと伸ばせるため、身体全体の可動域の向上や歪みの改善が期待できるでしょう。
パーソナルストレッチの効果は?

パーソナルストレッチは、姿勢改善や柔軟性の向上など、日常生活に直結するさまざまな効果があります。ここでは、パーソナルストレッチの効果について解説します。
柔軟性の向上
パーソナルストレッチでは、自分一人では伸ばしきれないインナーマッスルと言われる深部の筋肉も重点的に伸ばすことができます。特に硬くなりやすい股関節や肩甲骨まわりの筋肉は、セルフストレッチでは十分にほぐせないことも多いです。
パーソナルストレッチは、プロの手厚いサポートがあるため、手の届かない部位もしっかり伸ばすことができます。また、柔軟性の向上は、疲れにくい身体づくりにもつながります。
姿勢改善
パーソナルストレッチは、猫背や反り腰といった姿勢の崩れを根本から改善するために効果的です。
トレーナーが、一人ひとりの姿勢や身体のクセを細かくチェックし、筋肉の硬さやアンバランスの原因を見極めながら、的確なストレッチを提供します。そのため、自分では気づきにくい左右の筋力差や骨盤や背骨の歪みなども改善でき、姿勢も改善されます。
痛みの軽減
肩こりや腰痛などの慢性的な痛みは、筋肉のこわばりや血流の悪さが原因で起こることが多くあります。パーソナルストレッチでは、硬くなった筋肉を深い部分から丁寧にほぐしていくため、血流が良くなり筋肉の緊張がゆるんでいきます。そのため、痛みが和らぎ、日常の不調の予防にもつながるでしょう。
パフォーマンス向上
パーソナルストレッチは、関節の可動域が広がり運動時の動きがスムーズになる効果もあります。そのため、トレーニングやスポーツのパフォーマンスを向上する効果も期待できます。さらに、身体がしなやかに動き、ケガを予防できることも、パフォーマンスが向上する理由のひとつです。
本格的なボディメンテナンスを始めたい方は、パーソナルジムでストレッチとトレーニングを組み合わせてみるのもおすすめです。パーソナルジムについては、この記事で詳しく解説しています。https://revia.wakayama.jp/2024/08/26/what-is-a-personal-gym/
パーソナルストレッチに通うメリットは?

パーソナルストレッチのメリットは、専門のトレーナーが正しい姿勢や角度でサポートしてくれるため、セルフストレッチでは難しい深層筋まで効率よく伸ばせることです。
さらに、施術は完全オーダーメイドで、日常的な肩こりや腰痛のケアやトレーニング効率の向上など、目的や体調に応じたサポートが受けられます。トレーナーが身体のクセや歪みをチェックしてくれるため、根本的な体の見直しができるのも魅力です。
パーソナルストレッチに通うデメリットは?
パーソナルストレッチのデメリットは、セルフストレッチに比べて費用が高くなる点です。また、完全予約制の施設が多いため、スケジュールの調整が必要であることにも注意しましょう。
さらに、施術の満足度はトレーナーの技術や相性も影響するため、自分に合わないトレーナーと運動しなければいけないこともあります。体験やカウンセリングを通じて、自分に合った施設やトレーナーを選ぶようにしましょう。
パーソナルストレッチはどんな人におすすめ?

時間や費用をかけて定期的に通うことが難しい方や、マイペースにストレッチを続けたい方には、セルフストレッチの方が向いています。一方で、パーソナルストレッチが向いている方の特徴は、以下のとおりです。
・慢性的な肩こりや腰痛がある方
・身体が重く疲労感がある方
・筋トレやスポーツのパフォーマンスを向上させたい方
・姿勢改善をしたい方パーソナルストレッチの時間を確保できる方
また、継続的に行う必要があるため、施術の時間をきちんと確保しなければいけません。「時間の調整が可能か」という点も重要なポイントです。
パーソナルストレッチを受ける際の注意点は?

パーソナルストレッチを安全かつ効果的に受けるためには、体調不良や既往歴の有無を事前に伝えることが重要です。なぜなら、無理な動きや体調に合わない施術は、かえって身体に負担をかけてしまう場合があるからです。ここでは、施術を受ける際の注意点について解説します。
痛みを感じたらすぐにトレーナーに伝える
ストレッチ中に「痛気持ちいい」と感じる程度の刺激は問題ありませんが、それを超える鋭い痛みや強い違和感があればすぐにトレーナーに伝えましょう。無理に筋肉を引き伸ばすと、筋肉の損傷や炎症、靭帯などの負担になる可能性があります。
トレーナーは、状況に応じてストレッチの強度や方向を調整してくれるため、遠慮せずに申告するようにしましょう。
体調不良や既往歴の有無を事前にトレーナーに伝える
ストレッチには、過去の怪我や持病の影響で、行わない方がいい危険な動作もあります。そのため、施術を受ける前に現在の体調や既往歴を正確に伝えることが重要です。
自分の体調を伝えることで、トレーナーはそれを踏まえて無理のないメニューを組んでくれるため、安心して施術を受けられるでしょう。
パーソナルストレッチで身体のコンディションを整えよう
パーソナルストレッチでは、プロのトレーナーがマンツーマンで伸ばしきれない筋肉や、気づいていない身体の歪みの改善をサポートしてくれます。
また、ストレッチを通じて関節の可動域を広げたり、筋肉の緊張をほぐしたりすることで、身体全体のバランスが整います。「なんとなく体が重い」「筋トレのパフォーマンスをあげたい」と感じている方は、自分の身体を見直すきっかけに、パーソナルストレッチを取り入れてみるのもおすすめです。
REVIAでは「無理のない週1回のトレーニングと独自の食習慣で健康的な体を取り戻す」をコンセプトにお客様に合ったプランを提供しています。身体の不調やだるさに関するお悩みを持っている方はぜひ一度REVIAにご相談ください。